痛い時に痛い!って言える人。言えない人。
これは結構分かれるんじゃないでしょうか。
夫は前者。歯の治療でも、胃カメラの検査でも大暴れします。
(同じ病院に行くのが恥ずかしいほど……。)
私は後者。痛ければ痛いほど、無言でこらえてしまうタイプです。
思えば娘の出産の時もそうでした。
私があまり痛がっているように(=お産が進んでいるように)見えなかったため、病院側が異常を把握したのは、陣痛開始から二日も経ってのこと。緊急帝王切開となりました。
「nemoさんも赤ちゃんも死んじゃうところだったよ!ちゃんと痛がらないとダメよ!」と看護師さんに叱られたのも、今となっては良い思い出。お産が痛いのは当たり前だと思い、限界まで耐えてしまったんですね。
しかし、私は特別我慢強い人間ではありません。痛い時は、痛みを受け入れることに精一杯で、周囲にアピールするのは二の次になってしまうんです。要するに不器用。
また(あくまで私の場合ですが)、身体的な痛みのみならず精神的な痛みについても、同様の傾向があるように思います。辛い時に辛いと言えない。プライド云々という問題ではなく、誰かに伝える余裕すらない。うーん、やっぱり不器用。
当然のことながら、身体的な痛みも精神的な痛みも、限界を超えた先にあるのは死です。痛い時は痛い、辛い時は辛いと周囲にきちんと伝えること。これは甘えでも弱音でもなく、人が生きていく上で必要不可欠なことだと思うのです。
もっと痛がり上手&辛がり上手になりたいな。